毎月の生理痛で体も心もずたぼろになっている方がホントに多いです
年代も幅広く、当院では10代の女の子から40代の女性までです
どなたも「毎月の生理がイヤ」「ピルに頼るかすごく迷っている」「気持ちが滅入る」などなど
こちらもお話を聞いていて辛いものです
このページでは鍼灸師だからこそ感じる生理痛の原因や治療方法を解説したいと思います
生理痛の主な原因と起こりやすい人
基本的には月経のある10代〜40代に見られますが、特に多いのが10代、20代という若年層で
子宮が未発達なことと、女性ホルモンの働きが活発な時期とが重なって
つらい生理痛を起こすことが多いようです
通常であれば生理痛や不快感は月経周期の1〜2日で治ることが多いですが
寝込んでしまったり動けなくなってしまったり症状がひどかったり
生理中まるまる続くなどがある場合は
月経困難症(解説がご覧なれます)といい、病気の疑いもあるのですぐに婦人科の受診をお願いしています
・一般的には
月経血を子宮外に押し出すために子宮が収縮することで起こります
・機能性月経困難症
月経困難症(解説がご覧なれます)のなかで、病気などの特定の原因がなくて症状が起こるものをいいます
ホルモンバランス、心身のストレス、体質、冷え、睡眠不足、自律神経の乱れ
このタイプが鍼灸院でもっとも治療することが多いです
対人関係で悩んだり、もやもやしたり、スッキリできてないと生理痛が増したり
体を冷やすような冷飲食や日常生活を送っていると如実に痛みがでたり
睡眠がしっかり取れていない、常に頭が興奮しているなどです
・器質的月経困難症
何らかの病気によって生理痛が起こります
子宮内膜症、子宮筋腫などです
生理痛の主な症状について
下腹部痛、下腹部の重だるさ
腹痛
腰痛
頭痛、めまい
吐き気 など
通常、10代〜20代前半の生理痛はそれほど心配はいらないと言われていますが
20歳を過ぎてから急に生理痛がはじまったり、出血量が増えてきたり
生理の期間が長くなったなど、生理全般の症状が重たい場合は
婦人科の受診をすすめています
生理痛の鍼灸治療について
鍼灸で婦人科系の治療をおこなっていて気づいたことがあります
それは毎月迎えている生理なのに
ご自身の体のことがよく分かっていない
生理のことについての知識が乏しい
お薬を飲むしか対処法を知らない
そして何よりも
生理痛にならないために簡単に身近にできる工夫を持ち合わせていないということです
勝手な思い込みでしたが
生理痛で苦しんでいる皆さまは
痛みの対処法や普段から心がけておく事など
たくさん知っているのだと思い込んでいました
「もっとご自分の体に興味を持ってほしい」
それが婦人科の鍼灸治療をしながら伝えたいことです
病院で生理痛の悩みを相談された場合
ホルモン療法やピルになってくると思いますが
鍼灸を含む東洋医学ではまったく体を診断する方法が180度違います
生理痛で苦しむ皆さまの鍼灸治療は
「冷え」と「瘀血(古い血のこと)」を取り除いていく治療です
もうひとつだけ加えるなら「日常生活と心を整える」ことです
とくに「冷え」は大敵です
冷えがあると全身の血流がわるく痛みを招きやすいです
生理時の月経血は子宮や卵巣が収まる骨盤内で滞りやすく
外に出ることができなかった血は
子宮や卵巣、そのほかの臓器などに付着します
これが痛みの原因になっていることが多いです
この古い血のことを「瘀血(おけつ)」といいます
当院でも生理痛の鍼灸治療を開始すると
生理のときに今ままでないくらい血がドバッとでたという経験をする方がいます
この瘀血がとれることで生理痛がなくなるのはもちろん
排卵痛や腰痛が無くなったり
すぐに妊娠する方もいます
生理痛の鍼灸治療は「冷え」と「瘀血」を取り除く、これが主体の治療です
「日常生活と心を整える」は
いわば自律神経を整えることです
生理痛は、日常生活が落ち着いていなかったり、心にストレスやもやもやがあると
いっそう酷くなる傾向があります
この事は皆さんがとても理解してくれる事です
睡眠時間が取れていなかったり、食事が偏っていたり、イライラしたり対人関係の悩みを抱えていると
生理痛にも直結してくるようです
鍼灸治療で自律神経を整えて、ご自身で生活スタイルを改めて、そして物事の捉え方などが少しでも柔軟にできるようにお伝えしながら改善していきます
治療の流れは「体を整える鍼(内科・自律神経・婦人科の専門治療)」で紹介しているように
脈診・腹診・舌診を使いながら体質を診断していきます
冷えがどの程度なのか、瘀血の状況はどうかなどをくまなく診断していきます
鍼灸治療は痛いイメージがあるかもしれませんが、婦人科の鍼灸治療はとても優しい治療です
また冷えや瘀血を取り除く治療は、針を使いますが、灸も多用していきます
この灸治療は、生理痛の鍼灸治療に欠かせません
お灸を受けているうちに体が芯から温まるのを実感できます
冷えがひどくて生理痛が止まったり、不順になっていたり、汗をかけなくなっていたり、眠れなかったり
冷えで色々な弊害が出ているはずですが、治療回数を重ねるうちに体が変化してくるので
治療を受けるのが楽しくなるようです
腹診によって腹部の冷えや下腹部の緊張を診ていきます
お腹に直接乗せる箱灸です
艾の熱は体の芯まで届きます
子宮や卵巣がある真上に置いて使います
婦人科疾患でよく使うツボ
凹んでいるのがわかりますか?
女性でも子宮や卵巣の知識は高くない・・
模型を使ってわかりやすく説明するときもあります
特殊な光線機を足裏に充てて子宮や卵巣の代謝を促します
光線治療機器(コウケントー)について
不眠や頭痛など自律神経の乱れがいっそう酷いと感じた場合には
刺絡療法をおこないます
刺絡療法について
生理痛の鍼灸治療はどのタイミングで受けていただいても構いませんが
生理予定日の1週間前が望ましいです
1週間前であれば
子宮や卵巣が収まる骨盤腔の環境がちょうど生理に向けていちばん変わり始めている頃です
これまでの鍼灸治療の経験で
1週間前に治療をおこなうと生理痛を改善できる傾向にあります
治療頻度としては
1〜3ヶ月は月に2回
3ヶ月以降は月に1回 これが最低ラインになります
生理痛にまつわることをコラムにしたことがあります☺︎
☯️おもしろ東洋的に「からだ」を診てみる
https://daikanyama-acupuncture-clinic.com/oriental-medicine/

















