2023-11-23

ストレス(気滞)から招く心身のバロメーターを測ってみる

現代のような忙しない日々を過ごしていますと、ご自身の潜在意識にのぼる前に心身が疲弊し、気づいた時には「心も体もボロボロ」ということは、珍しいことではなくなりました(実はかくいう私も20代も30代も経験してきました・・)

鍼灸という仕事をしていると、様々な病状の方を治療していきますが、鍼灸専業院で診療していますと、単純な肩こり腰痛の方は少なく、多くの方に何かしらの心身ストレスが引き金となったことで、様々な症状に苦しみ来院される方が圧倒数になってきます

 

東洋医学では心身ストレスのことを専門用語で「気滞(きたい)」といいます

・何か大きな悩み事があると気分が晴れやかになれなかったり

・対人関係の問題を抱えていたりすると

寝床に入ってもなかなか寝付けない、、、経験された方も多いのではないでしょうか。

このような気分が伸びやかになれない、という内面的・精神的な状態のことを、東洋医学では「気滞」と呼んでいます。そして、病気への立派な引き金要因として注視しています

いいえ、むしろ、多くの病気への引き金は、この「気滞」が中心となって生命を蝕んでいくのです。また、数年に及んだコロナ禍も心身に「気滞」が生まれてしまうきっかけになりましたね

ずっと悩んでばかり・・・生理も止まってしまった・・

 

冒頭でも記述しましたように、現代は忙しない世の中を生きていくため、ご自身の魂は常に外へ外へと向いてしまっています

どうぞ皆さま、より良い心身の状態を保つために、魂を内側に向けてあげる時間を設けると良いです

・起床時、就寝時

・散歩をしている時、ヨガなどをしている時

・のんびりとお酒を飲んでいる時

ちょっとした時間に「最近の私の心はどんな状態かな?」「心と体のバランスはどうかな?」というように、内観する時間を設け、「心と体のバロメーター」が、今まさに、どのようなバランスになっているかを確認することをお勧めいたします

 

今後ももう少し「気滞」や気滞から発生する病気のことに触れていこうかなと思っています

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