生まれつき胃腸が弱かったり、出産を機に胃腸が弱くなったり、年齢とともに胃もたれしやすくなったり
現代人は胃腸に不安や悩みを抱えている方が多いです
また、胃腸の不調は感じないけど、実際には胃腸の不調サインが体に出ているも非常に多いのです
鍼灸院を営んでいますと、こういった胃腸の問題をお願いされることがあり、何か参考になることがあればとページを作ることにしました
どうぞご参考にしてください☺︎
目次
胃腸の不調の症状
よく見られる胃腸の悩みは
胃腸が弱い・胃が痛い・胃が動かない・胃がもたれる・胸焼け 気持ち悪い・逆流性食道炎
食べれない・お腹が張る・食べても下す・お腹が空いて食べると気持ち悪くなる
空腹時に不調だが食べると調子よくなる・胃の痛みが背中や腰の違和感、痛みにつながる
このような症状が、中〜重度あれば生活に支障がでてしまい、家事・仕事がこなせず
メンタルまで影響を及ぼしてきます
一方、このような症状をお持ちでも、軽度であれば、生活に支障は出ないため、軽視されがちですが
放置しておくと行く行くは病気のサインを見落としてしまいます
胃腸の不調の原因と起こりやすい人
●体質
生まれつき胃腸が弱い人、強い人がいる
誰もが同じ量を食べたり飲んだりできるわけではない
「一日2リットルは水を飲みましょう」は誰もが適応できるわけではない
●精神的ストレス
●精神的ショック
副交感神経が機能しなくなり胃が動かなくなる
リラックスしているときに胃は動いて空腹感をおぼえます
●食生活の乱れ
油物ばかり食べる、スムージーを常飲しているなど
偏ったことをすると胃は悲鳴をあげて動かなくなります
●冷え性
体が冷えていると、やはり胃は動きづらく食欲も出ません
●運動不足
運動をすることで自律神経も正常に働き胃も動きやすくなります
●睡眠不足
睡眠時間が少ないと体は興奮状態にあるので空腹感がわきません
長期間の睡眠不足は、脳が興奮状態を覚えてしまって胃にリラックス信号を伝えるのを忘れてしまいます
●女性ホルモンの影響
生理前・生理中・生理後で食欲の変化がでます
子宮卵巣の環境を整えることで胃腸の変化に適用しやすくなります
●加齢
胃腸の機能が衰えてきます
これには抗えませんので、食べ方飲み方に気をつけること
温かいものを中心に食べたり消化の良い食べ物をとる
胃腸の不調の鍼灸治療について
一般的な鍼灸治療のイメージは、肩こりや腰痛の痛みの改善が先行されていますが
実は鍼灸こそ内臓系の治療を得意とします
例えば、逆流性食道炎などで胃のむかつき、胸焼けの症状がある場合
西洋医学では、胃酸を抑える薬や胃粘膜を保護する薬を処方することで
「今、出ている症状を抑える」ことに集中します
一方、鍼灸治療では
先天的な治癒力をどう引き出すかに集中するため
逆流性食道炎の症状が出ていても、鍼灸治療によって胃酸を抑えようという発想が出てきません
むしろ、体のどこかの機能が落ちていることで
胃酸を出せなくなっている、もしくは、
胃に食べ物が入りすぎて胃の機能が落ちて胃酸を出せていないのではと考えます
具体的な治療法は、問診から得られた情報をもとに
腹診・脈診・舌診を中心に胃腸の状態を把握していきます
とくに腹診の際には、胃と小腸・膵臓・肝臓の状態を腹部を圧することで
緊張しているのか、弱っているのかなどを診ていきます
基本的に、胃腸の治療ではお腹の上に箱灸を乗せて
腹部を温めながら治療を進めていきます
よく一般的には、胃腸のツボとして「足三里」が有名ですが
胃腸の状態によっては必ずしも有効な場合とは限りません
そのため、入念な診断をして、適宜ツボを選定していきます
お腹のツボを使ったり、足のツボを使ったり、時には頭のツボを使うこともあります
また、胃腸が緊張している方は、胃腸の動きをコントロールしている神経が興奮することで
背骨付近の筋肉の緊張を招いていることが多いため
これらの筋肉の緊張を緩めることで、間接的に胃腸の緊張をとる治療もプラスしていきます
程度によりますが
早い方で1,2回、長い方で3ヶ月ほど時間をかけて
胃腸の治療をしていきます☺︎
胃腸の不調(胃が弱い・胃が痛い・胃もたれ)の鍼灸治療はこちら
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