後頭部をピリピリっと電気が走る後頭神経痛
なんとも言えない独特の痛み・・
意外とこの後頭神経痛の方、ご来院されます
ここでは後頭神経痛の症状や原因、
鍼灸治療ではどのような治療を行うのかを書き留めたいと思います
どうぞ皆さまお読みください＾＾
後頭部にピリッと電気が走る・・・イタイ・・・
目次
後頭神経痛はどういう鍼灸治療をするの？
●鍼灸の治療回数の目安
●特に重要なのが頚椎2番目・・
後頭神経痛ってどんな症状？
頭皮を含んだ後頭部・側頭部や耳の後ろあたりに
ピリピリした痛みやズキズキした神経痛が走ります
また
首を前後に動かしたり
回したり横に倒したりすると痛みが走ったり
酷い時には
クシで髪の毛をとかす際にも
電気が走ったようなピリピリした痛みが出ます
これらの症状を
「後頭神経痛」といいます
後頭部を支配する後頭神経領域にピリピリ・ズキズキした電気が走る
そして痛みは
後頭部・首の奥というよりも
頭皮（表在性）側で起こるのが特徴です
後頭神経痛は何が原因？
スマホの見過ぎ
デスクワーク
猫背などの姿勢不良
によって、
首・肩周りの筋肉（姿勢保持筋）が緊張することで
該当神経（大後頭神経・小後頭神経）が圧迫され
神経痛が引き起こされます
頭皮がピリッ・ズキッとすると、痛くて手で押さえてしまう・・
後頭神経痛はどういう人に起こるの？
どの年代にも起こり得ますが
40代以降に多くなるという傾向があります
年齢層はもちろん、
やはり、首が前に出て作業をするような姿勢不良が
引き金となることは否めません
後頭神経痛の合併症について
後頭神経痛は単独で起こる場合と
他の症状と合併することがあります
片頭痛＋後頭神経痛
緊張型頭痛＋後頭神経痛
三叉神経痛＋後頭神経痛
合併症の場合は
どの組み合わせかを鑑別し治療方針を立てていきます
後頭神経痛はどういう鍼灸治療をするの？
渋谷代官山鍼灸室では
後頭神経（大後頭神経・小後頭神経）が
狭窄（≒圧迫）している頚椎・首周り・肩周りの
筋肉の緊張緩和を目的に
鍼灸治療を行っていきます
首の深いところには図のように、小さな筋肉が存在します。神経を圧迫するこれらの筋肉にも針であれば届きます
●鍼灸の治療回数の目安
最低3回〜
症状が軽ければ1回目の治療で
ピリッ・ズキッというのが起こりづらくなりますが
充分な首・肩の筋緊張緩和を得れるには
最低3回ほどの治療が必要です
併行して
日常生活での首・肩への負担が減るような
姿勢矯正も必須となりますため
生活指導を行います
●特に重要なのが頚椎2番目・・
脊髄から出てきた後頭神経は
頚椎2番（C２）辺りで左右に分かれて
それぞれ後頭部に分布していきます
後頭神経痛の場合、頚椎2番を中心に治療方針を立てます
そのため後頭神経の出どころでもある
C２辺りに針治療をしていくのが中心となります
それに付随して首・肩周りの筋肉
頭半棘筋
下頭斜筋
胸鎖乳突筋
僧帽筋
肩甲挙筋
などに鍼灸治療を施します
大後頭神経・小後頭神経の分布領域。この領域に沿って痛みが走ります
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