ヒステリー球・梅核気(胸や喉が詰まって苦しい)の原因と鍼灸治療について-渋谷代官山鍼灸室-

胸が詰まって苦しい
喉がつかえる感じで苦しい

でも、病院で検査しても異物もなし、そして異常もなし

こういう症状に困っている方、結構いるんですよ!
特にコロナのここ3年間、増えました

西洋医学なら「自律神経の乱れ」で片付けられてしまいますが
東洋医学なら治療方針が見つかります

どうぞ皆さまご参考にしてみてください☺︎

なぜだか最近、喉がつかえる・・呼吸も苦しい・・こんな症状ありませんか?

 

目次

ヒステリー球・梅核気ってどんな症状?
  ●病院に行っても「異常なし」と言われることも・・

ヒステリー球・梅核気は何が原因なの?
  ●ストレスは2種類(顕在的ストレス・潜在的ストレス)
  ●ストレスが自律神経を狂わす

梅核気・ヒステリー球はどういう人に起こるの?

ヒステリー球・梅核気はどんな鍼灸治療をするの?
  ●鍼灸の治療回数の目安
  ●現代医学(西洋医学)目線での鍼灸治療
  ●東洋医学目線での鍼灸治療

 

ヒステリー球・梅核気ってどんな症状?

喉に梅の種が詰まったようでつかえる・・

現代医学(西洋医学)では、「咽喉頭異常感症・ヒステリー球」

東洋医学では
梅の種がつかえている感じがするので「梅核気(ばいかくき)」
と呼ばれています

ご本人は

・胸が詰まって苦しい
・喉が梅の種でつかえたようで苦しい
・喉に魚の骨があるみたい
・呼吸が苦しい
・呼吸が浅い

などの症状を呈します

呼吸が苦しくて、魚の骨が詰まっているかのよう・・・

●病院に行っても「異常なし」と言われることも・・

病院でレントゲンなどの検査を受けても異物は見つからず
診断名で「咽喉頭異常感症」と診断され
「特に異常なし」で片付けられてしまうこともあるようです

お医者さんによっては
薬を処方し様子をみてくださいとなります

 

ヒステリー球・梅核気は何が原因なの?

これまでにヒステリー球・梅核気の症状にお困りの方を診てきた経験上、
皆さんに共通しているのは
「耐えがたい大きなストレスを受けている(抱えている)」ことが原因で
情緒(メンタル面)が不安定になり起こります

最近、メンタルが不安定・・職場のストレスで気持ちがついていかない・

●ストレスは2種類(顕在的ストレス・潜在的ストレス)

顕在的でご自身が気づいているストレス、
潜在的で自覚症状まで至っていないストレスがあります

・職場の人間関係のストレス
・職場の労働環境のストレス
・家族や友人との人間関係トラブル

・コロナ関連のニュースを毎日観ていてネガティブモードに入っている
・愛してやまなかったペットが亡くなり半年経つが、心のどこか(潜在的)で引きずっている
・職場で道理に反した行動をよく見かけ、胸に刻まれ潜在的ストレスになっていく

などです

職場のストレス・・ため息しか出ない・・呼吸が苦しい

●ストレスが自律神経を狂わす

先述したように過度なストレスが受けることで
情緒(メンタル面)が不安定になり
自分で自分の体と心をコントロールできなくなります

このような状況では人により様々な症状が出てきます
・耳鳴り
・動悸
・顔面神経麻痺
・不眠症
・抑うつ
・汗が止まらない
・喉が渇く
・唾液が苦く感じる
・胸が詰まる、喉がつかえる

人により出てくる症状は体質などに影響されてきます

 

梅核気・ヒステリー球はどういう人に起こるの?

私の経験上では
女性>男性 です
しかしながら、男性の例も過去にありました

年代は20〜40代

最近モヤモヤでストレスがすごい・・自分で自分の体がよくわからない・・

ヒステリー球・梅核気はどんな鍼灸治療をするの?

鍼灸ではこのようにストレス・自律神経の乱れでおこる
掴みどころにない症状を扱うのに長けています

ぜひ鍼灸を頼ってみてください

●鍼灸の治療回数の目安

5回〜

1.2回では中々症状の改善は難しいことが多いです
最低でも3回
平均して5回ほどは必要になります

また後術しますが
鍼灸治療を受けながらご自身の生活の見直しが必須の疾患です

鍼灸さえ受けていれば治る、そんな心構えでは症状の緩和は遠くなります

●現代医学(西洋医学)目線での鍼灸治療

自律神経のを整える治療の中でも
背骨の際の鍼灸は交感神経の高ぶりを抑えます

よって画像のように
背骨付近の硬くなっている筋肉を緩める針をしていきます

交感神経は胸椎や腰椎の辺りに関連が深いです。その為、針治療でもこの付近に針をすることで効果を得られます

また副交感神経を高めてリラックスさせるには
骨盤の仙骨のあたりの穴付近に針をすると有効です

骨盤の仙骨のまわりは副交感神経の倉庫^^針をしたりお灸で温めるのがGOOD!

 

●東洋医学目線での鍼灸治療

西洋医学の鍼灸治療が背骨を中心とした治療に対して

東洋医学の鍼灸治療は
背骨の局所にとらわれず
人体の全身をまるごと診察しながら
エネルギーバランスを探っていきます

どこにエネルギーの停滞があるのか?
どこでエネルギー不足が起きているか?

を腹診・脈診を使いくまなく調べていきます

全身の診察は腹診を行い、その後、脈診をしていきます

脈診からおおかた体質や現在の病状が把握できます

 

私の経験上
ヒステリー球・梅核気を起こしている方は
腹部の凹みor過緊張が診られます

そして
下半身、とくに足元に注目していきます

・冷えているか?
・異常に浮腫んでいないか?

これらの情報に併せて脈診から得られた情報
・脈が沈んでいるのか?
・脈が浮いているのか?
・脈が季節(四季)と合点しているのか?

などを手首の脈から情報をもらいます

また、患者さんの肌質や体質などの情報を掛け合わせて
最終的に治療方針が決まります

ヒステリー球・梅核気だから条件反射のように
「このツボ!」と決まっているわけではなく
このように一人一人の診察した情報によってツボの選択が変わります

鍼灸治療を施すと全身の停滞していたエネルギーが巡りだし
体がスッキリしてきます
生活面の見直し・工夫は必須ですが
早い方で数回の治療で胸や喉が詰まる、つかえる感じも薄れていきます

鍼灸ってホントにすごいです^^
お困りの方はまずはご相談ください

ヒステリー球・梅核気の鍼灸治療はこちら
↓  ↓  ↓
体を整える鍼(内科・自律神経・婦人科の専門治療)

★メニュー表はこちら