肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)について

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)ってどんな症状?

肩の関節を動かす(腕をグルグル回す動作など)と
関節周りに痛み・引っ掛かり・挟み込まれて痛いなどを訴える
運動障害があります

これらの総称を

「肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)」といいます

 

何が原因なの?

明確な原因が無く突然痛みが起こる場合がありますが

仕事や日常生活で肩を使うことが多い人に起こる為
オーバーユース(使い過ぎ)が一原因としても考えられます

また逆に、
デスクワークなどで肩を全く動かさず
筋力不足によって、腕の重みを支えきれなくて痛みが起こる場合もあります

そして、スポーツやお酒で酔っ払って
転倒した際など大きな外力が加わった際にも損傷する可能性はあります

 

 

どういう人に起こるの?

中高年者以降に起こりやすく
また、30代でも運動不足による筋力不足で痛みが起こる場合もあります

 

痛みの経過について

急性期(発症から2、3週間)
もっとも痛みの強い時期です
痛みで夜寝られない日が続くこともあります

↓  ↓  ↓

慢性期(約半年)
激痛は治りますが、
動かすと違和感・動作痛などがあります

↓  ↓  ↓

回復期(約半年)
正しい治療・リハビリを続けていると
肩の可動域も制限されずに回復していきます

 

この様に大方1年間くらいを目安に回復をしていきます

ある日突然痛みが無くなった!という特徴を持つため
治ったと勘違いしていると
忘れた頃に再度激痛が襲ってきたりする運動障害です

 

どんな治療をするの?

当治療室では
肩関節周囲炎の原因になっている、肩関節の奥にある小さな筋肉
「回旋筋腱板(ローテーターカフ)」を中心に
筋肉の緊張緩和するための針治療と灸治療をします

併せて、肩の可動域が損なわれない様に
当該筋へストレッチと軽い運動療法を行っています

また、ご自宅で出来る簡単な可動域訓練を伝え
早期回復に努めています