ぎっくり腰・急性腰痛の名残(なごり)を、鍼灸で改善していく
ぎっくり腰(ギックリ腰)・急性腰痛の、強烈な痛みや運動制限は治ったけど、、
でも、、、その後から、、
何だか腰がスッキリしない。重だるい。すぐ腰が怠くなる。朝起きると腰がスッキリ伸びない。
というな「名残(なごり)」が残っている方は、多いのではないでしょうか?
先日、40代の男性が会社帰りにお見えになりました。1ヶ月前にぎっくり腰(急性腰痛)をやらかして。
ぎっくり腰のあと、ご自宅近辺の治療院に通い治療はしたけど、1ヶ月経過しまだスッキリしない、朝起きるときに痛みが出るということ。
これを放っておくと、慢性腰痛の仲間入りをして、古傷が腰に残ってしまいます。
【過去の記事】
鍼灸の針先はめちゃくちゃ細い
鍼灸治療で使用する針先の直径は、0.2〜0.3㎜です。とてもとっても細いです。その直径の針先を、悪いところ(筋肉や靭帯など軟部組織)にピンポイントで当てていく相当な技術が必要になります
この針を入れていく際・悪いところに当てる際、「だいたいこの辺」「この辺かなぁ」という曖昧な技術では、患者さんが納得せず、「まさにピンポイント!」と感じてくれることは無く、ただ針を刺しているだけの行為です
もう少し補足すると、広い面積をもつ筋肉は、特に名残(なごり)が残るようなケースで、全体的に悪くなっているというよりも、その筋肉のどこか狭い狭い範囲で残っていることが多いです
名残がある筋肉に針を入れていく際、たった1平方㎝メートルの中にも、針先(0.2㎜)を当てる箇所は500箇所も存在します
本当に悪くなっている箇所へ当たると、受け手(患者さん)の方は分かるはずです。「まさにピンポイント!」
まとめ
お話を戻して、お見えになった男性患者。針が悪いところに当たって、驚いてくれました。「今までこのピンポイントは感じたことがない」と。過去に2、3件の鍼灸院を経験されていたようで、代官山鍼灸室に来てくださいました
沢山の鍼灸院がある中から探してくださって、本当にありがとうございます 😎 良くなってもらって嬉しいです。
頭痛の治療と併せて、帰りはだいぶスッキリされていました。こういう出会いがあるので、毎日、技術の研鑽と勉強をするのは辞められません 💡
近年は、誇大な広告やSNSなどで鍼灸の存在も変化を見せてきていますが、やっぱり鍼灸は「技術屋」だと感じてしまい、少し違和感を感じる時代です 😎
コメントを残す