指の腱鞘炎(ばね指 ド・ケルバン病)について

指の腱鞘炎(ばね指 ド・ケルバン病)ってどんな症状?

指の周りにある細長い腱は
「腱鞘」というトンネルをくぐり抜けて
指の関節付近に付いています

それらの腱が炎症を起こして
痛み・指の曲げ伸ばし制限・こわばりが出ます

それらの総称を
「指の腱鞘炎(ばね指 ド・ケルバン病)」

といいます

 

何が原因なの?

オーバーユース(使い過ぎ)の一言です

指の曲げ伸ばしを続けていると
トンネル(腱鞘)を通る腱が
腱鞘に擦れ炎症を起こしやすくなります

どういう人に起こるの?

スマホをタップする親指の動作
マウスをクリックする人差し指の動作
ピアノを弾く動作
薬をパッケージから押し出す動作(薬剤師)
指圧をする動作(マッサージ師)など

頻繁に指を曲げ伸ばししたり
手首にストレスがかかる仕事に起こり易いです

 

また
女性ホルモンの分泌に関与することから
更年期の女性や妊産婦に多くなります

 

 

痛みの経過について

痛みが強い時は
強い動作時痛がおこります

針治療では即効性があり
非常に痛みの寛解が早いメリットがあります

 

どんな治療をするの?

当治療室では
痛めている筋・腱の緊張を緩和するために
それらの筋・腱に対し針治療をいたします

また、腱鞘炎の場合
お灸が有効なため
痛めている筋・腱の走行路に沿って
施灸いたします

併せて、筋緊張の緩和のための
ストレッチをおこないます

 

また、ご自宅で出来る簡単なストレッチを伝え
早期回復に努めています