坐骨神経痛の原因と鍼灸治療について

坐骨神経痛ってどんな症状?

坐骨神経とは
腰・お尻〜太もも・脚・足部にかけてある
人体で最も長い神経(神経束)です

その坐骨神経が
何らかの障害を受けると神経走行路に沿って

「痛み」「痺れ」「安静時痛」
「運動時痛」「感覚障害」「灼熱感」

など様々な症状が出ます
これらをまとめて
「坐骨神経痛」といいます

坐骨神経が何らかの障害を起こすと、走行路に沿って痛みや痺れが出ます

 

坐骨神経痛って何が原因なの?

そもそも神経痛になるには

●圧迫
●冷える
●引っ張る(牽引される)

の3つになります

そして坐骨神経痛も同様に
圧迫・冷え・引っ張られるのが原因で
痛み・痺れを招いていきます

坐骨神経の走行路にそって痛み・痺れが出る

【骨の異常】
腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症
腰椎分離症・すべり症などで坐骨神経痛が起こります

また坐骨神経痛は
骨の異常が無くても坐骨神経の走行路周囲にある筋肉が
硬くなったり(筋緊張)・圧迫されたりすると神経症状が現れます

特に
●腰部の筋肉が固まり強張っている
●デスクワークで運動不足による腰部・臀部の筋緊張
●デスクワークで常にお尻が圧迫されている(梨状筋症候群といいます)
●常に腰へ負担がかかる姿勢の仕事による筋疲労

などによっても、坐骨神経痛が現れます

【梨状筋症候群】座りっぱなしの生活は、お尻の奥にある梨状筋が圧迫されます。その梨状筋が坐骨神経を押し続けてしまい、痺れの原因に・・

 

坐骨神経痛ってどういう人に起こるの?

男女差もなく
年齢層もなく
何方にでも起こり得ます

先述したように
腰の障害や怪我
腰に負担のかかる生活を送っている方が
坐骨神経痛を招く確率が上がってきます

坐骨神経痛はどんな鍼灸治療をするの?

坐骨神経痛と言っても機序が様々ですので
ここでは骨に異常がなく
筋肉の緊張、疲労、圧迫に限定して述べていきます

鍼灸治療は非常に有効です
それは
神経痛を起こす原因になっている筋肉は
ほとんどが体の深層にあります

そのためマッサージでは届かない筋肉へ直接針を
入れていくことができ、即効性があります

 

代官山鍼灸室でも
原因になっている筋肉に目掛けて針を入れていきます
特に腰部と臀部は、少し深めに針治療をします
針を入れた後は
そのまま20〜30分ほど寝てもらいます

そうすることで治療後は筋緊張・疲労が取れ
神経を圧迫していた筋肉が緩み
痛み・痺れが起きにくい状態になっています

神経痛を起こす原因の大腰筋(腰の筋肉)と股関節周囲への針治療

 

鍼灸治療の回数の目安

筋緊張・筋疲労・圧迫による坐骨神経痛の場合
5回前後が目安になります
それも日にちの間隔をあまり空けずに治療します

早い方で1,2回の治療が終わった頃には
腰も随分と良くなっているでしょう

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