橈骨神経麻痺(とうこつ神経マヒ)の原因と鍼灸治療について-渋谷代官山鍼灸室-

「橈骨神経麻痺」って知っていますか?

手首に力が入らなく、動かすことができない一過性の麻痺です
鍼灸治療がとっても有効です
ぜひ最後までお読みください^^

手首がタラーンと垂れてしまって、動かない。ピクリともしない・・・

 

目次

橈骨神経麻痺(とうこつ神経マヒ)とは

橈骨神経麻痺はどういう症状になるの?
  ①下垂手
  ②手背(手の甲)の感覚(知覚)障害

そもそも橈骨神経麻痺は何が原因で起こっちゃうの?
  ●橈骨神経とは
  ●橈骨神経ならではの走行路について
  ●橈骨神経麻痺を起こす、良くある原因は腕枕・・・

橈骨神経麻痺はどんな鍼灸治療をするの?
  ●鍼灸の治療回数の目安
  ●鍼灸治療のイメージ

 

橈骨神経麻痺(とうこつ神経マヒ)とは

頚部(首の部分)から出てきた神経の一部は
「橈骨神経」という神経の枝になります

この橈骨神経が、
「持続的な圧迫」などの傷害を受けると
神経の伝達が遮断され

「手首が動かなくなったり」
「手の甲の感覚障害」を生じたりします

これらの症状を「橈骨神経麻痺」といいます

 

橈骨神経麻痺の方の感想です^^

橈骨神経麻痺はどういう症状になるの?

主に2つの症状(障害)が見受けれます

①下垂手

一言でまとめるなら
「手首がぷらーん」となってしまいます

画像のように
手首がぷらんとなり、
手首を起こそうと思っても全く動きません

また併せて、指も伸ばそうと思っても
全く動かなくなります

手首がぷらーん・・・全く動かない・・・が橈骨神経麻痺のサイン

②手背(手の甲)の感覚(知覚)障害

画像のように
手の甲の一部に感覚障害が現れます

ピンク色のエリアに感覚(知覚)障害が出てくる。触れても感覚がいつもと違う・・・

 

そもそも橈骨神経麻痺は何が原因で起こっちゃうの?

●橈骨神経とは

首から出た「腕神経叢(わんしんけいそう」から枝分かれした一部の神経が橈骨神経です

黄色が腕神経叢で、青色が橈骨神経

 

●橈骨神経ならではの走行路について

原因は、冒頭にも記述したように
「持続的な圧迫」と書きました

もう少し詳しくお話しすると
橈骨神経の走行路は
上腕骨(腕の骨)の後ろを通るのですが
この部分が何かしらの
「持続的な圧迫」を受けると麻痺を起こします

そして朝目が覚めると

手首が動かない・・・
手の甲の感覚が変・・・

などの障害が出てくるのです

橈骨神経の一部は上腕骨(腕の骨)の真後ろを通るため圧迫されやすい

●橈骨神経麻痺を起こす、良くある原因は腕枕・・・

骨折や何かしらの損傷を起こすと麻痺を起こしますが
もっと身近なものに
「腕枕」があります

腕枕をすることで
上腕骨と床面の、板挟みになってしまう橈骨神経が障害を受けます

そのため橈骨神経麻痺を別名

・サタデーナイト症候群
・ハネムーン症候群
・一人腕枕症候群(酔っ払って自分の腕を枕に寝てしまう)

とも言われています

保育士さんが子供たちの寝かしつけでも、橈骨神経麻痺はおこります

目覚めたら、手首がぷらーんです・・・

子供を寝かしつけていても 橈骨神経麻痺は起こりえます

 

橈骨神経麻痺はどんな鍼灸治療をするの?

●鍼灸の治療回数の目安

3〜5回

末梢神経(=橈骨神経麻痺)への鍼灸治療は
とっても有効です
麻痺を起こした直後の治療が
早ければ早いほど回復も早いです

●鍼灸治療のイメージ

先述したように橈骨神経の大元になる
腕神経叢は
頚椎(首の骨)から胸椎(胸の骨)の上部辺りから
神経の束となって出てきています

神経の出どころを中心に針を入れていきます

腕神経叢は頚椎5番〜胸椎1番あたりから出てきます

また、
圧迫されている局所にも
針をすることがとっても重要です

赤丸部分は圧迫の場所。この辺りにもしっかり針をしていきます

これらの鍼灸治療と併行して
回復スピードを早めていくために

ご自宅で行う
・前腕や手首のマッサージ
・手首の運動

をお伝えし
鍼灸治療を受けない日には
しっかりリハビリをご自宅で行ってもらいます

治療計画通りに進めば
100%元に戻ります

 

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