腰椎椎間板ヘルニア手術後の後遺症(癒着・痛み・痺れ)と鍼灸治療について-渋谷代官山鍼灸室-

腰の椎間板ヘルニアの手術が無事終わったはずなのに
術後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月経つと痛みが再発して悩まされる方がいます

腰の痛みで朝が起きられなくなったり
患部が引きつるようにキリキリしたり

このページではこのような手術後の後遺症について原因と
鍼灸治療について書いていきたいと思います

どうぞご質問ありましたらお電話ください

 

腰椎椎間板ヘルニア手術後の後遺症と症状について

ヘルニア手術が無事に終わり、痛みや痺れなど苦痛の日々から解放されたのも束の間
術後に癒着からくる引きつるような痛みや痺れがおきる方がいます

早い方で術後2週間〜3週間、
また、3ヶ月、6ヶ月経過した頃に術後の後遺症に悩まされます

これは患部のヘルニア除去はできたが、患部周囲の組織が回復しようとする段階で

軟部組織が固くなったり、老廃物が溜まったり、血流不足が起きることで
患部周囲の代謝が低下して症状が出ることがあります

代表的な後遺症の症状は

①傷口の引きつれと痛み

皮膚の傷口が治ろうとする段階で引きつれや痛みがおきます
傷を塞ごうと組織が傷側によってくるため、皮膚が引っ張られたりすることで痛みが起きたりします

②癒着

これは本来離れている組織が手術をすることで、体を守ろうという反応がおき
組織と組織がくっつくことです
体を守る反応といえど、本来離れている組織がくっつくと、
独特のシクシク・キリキリした痛みを感じることがあります

③腰全体の痛みと違和感

術後の回復過程でヘルニア患部の組織が固くなったり、血流が悪くなったりすると
腰の痛みや違和感がおきます
特に起床時は血流が乏しいため、起き上がるのが辛くなることがあります

④神経痛・痺れ・感覚障害

術後に神経痛・痺れ・感覚障害が残る場合があります
これはヘルニアで圧迫を受けていた神経が
治癒するのに時間がかかるため、一時的に症状が出る方がいます
神経細胞の修復には最低3ヶ月の目安をおきます

その他にも排尿・排便障害や感染症や出血がありますが、ここでは割愛します

腰椎椎間板ヘルニア後遺症の鍼灸治療について

排尿・排便障害や感染症・出血を除いて
ヘルニア手術後の後遺症には鍼灸が適応できます

後遺症の症状と程度によりますが、3ヶ月〜6ヶ月かけて治療計画をたてます
数回の治療後には症状も弱まるのが自覚できます

 

①傷口の引きつれと痛み

傷口は術後、赤みのある皮膚をしています
これはまだ傷口が炎症を起こしている証拠です。傷口が周りの皮膚と同様に白っぽくなるのは1年〜2年先です

この赤みのある皮膚の周り針をしていきます、針をすることで修復反応をすることで引きつれや痛みを和らげます
また傷口周りで特に皮膚が固いところには、灸を据えて皮膚の緊張をとる治療をします

 

②癒着

針を直接していき組織の緊張をとります
これは単純に筋肉に針をするのとは違い、組織の癒着によって特に緊張が強い箇所であるため
通常よりも太めの針で癒着部を狙います

針を刺すことで組織の緊張がとれ癒着部と皮膚が緩むのが自覚でき、痛みも消えていきます

 

③腰全体の痛みと違和感 

ヘルニア患部の組織が固くなったり、血流障害がおきています
治療方法は、こちらになります

腰椎椎間板ヘルニア・腰椎症の原因と鍼灸治療について

④神経痛・痺れ・感覚障害

最低3ヶ月〜6ヶ月かけて治療スケジュールをたてます
治療方法は、こちらと同様になります

腰椎椎間板ヘルニア・腰椎症の原因と鍼灸治療について

 

腰椎椎間板ヘルニア手術後の後遺症の鍼灸治療はこちら
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