股関節の痛み・詰まりの原因と鍼灸治療について-渋谷代官山鍼灸室-

股関節が痛い・・
股関節が詰まってスムーズに動かすことができない
という方がとても多いです

このページでは
股関節の構造と痛みの原因
そして、鍼灸ではどのように治療するのかを書いていきたいと思います
どうぞ皆さまご参考にしてください☺︎

最近、歩くと股関節が痛む・・人工関節だけにはしたくない・・・

 

目次

股関節の構造について

股関節の周りは大きな筋肉に囲まれている

股関節の痛み・詰まりの原因について
  ●股関節が詰まるということは・・
  ●股関節の柔軟性をつけるために

股関節の痛み・詰まりにはどんな鍼灸治療をするの?
  ●関節への直接的な針治療
  ●伸び縮みが出来ていない筋肉への針治療

歩くとすぐ前側が痛くなる・・・

 

股関節の構造について

股関節は大腿骨(太ももの骨)と骨盤で構成される大きな関節です

股関節は容易に脱臼することがないように
関節の周辺には、人体で最も強い靭帯で守られています

そのため先天性の障害や交通事故などがない限り
関節は脱臼することがありません

また股関節は、肩の関節と同じように
自由に大きく動かしたり回すことができます

股関節の周りは大きな筋肉に囲まれている

股関節が脱臼しづらいもう1つの要因は
たくさんの大きくて強い筋肉によって
関節が守られているからです

下図をご覧いただくように
腰〜股関節をまたぐ筋肉があったり(大腰筋・腸骨筋)

お尻の筋肉は、全て股関節の動きに関係してきます(中臀筋・大臀筋・大腿筋膜張筋)

これらの筋肉が股関節を守ってくれているのです

 

股関節の痛み・詰まりの原因について

このページでは
先天性の股関節障害・交通事故などの股関節の問題を除いて、
後天性の股関節の痛み・詰まりに焦点をあてます

股関節の悩みをあげると以下になります

・歩くと痛い
・股関節がうまく上がらない
・自転車を漕ぐと股関節が詰まる、引っかかる
・朝起きると股関節が動きにくい
・ズボンが履きにくくなった
・以前よりも歩幅を大きくして歩くことができない
・以前よりも股関節が開かなくなった

歩いたり、走ると股関節がスムーズに動かない・・・前側が詰まる・・・

二足歩行の人間は
歩行するということを前提に生まれてきますが
現代人は歩くこと自体、習慣が薄れてきており

運動不足➡︎股関節の筋肉を使わない➡︎
筋力が弱くなる➡︎硬くなる➡︎可動域が狭くなる➡︎
血流障害・代謝不足が起こりやすく

痛みが出たり、股関節が詰まったするような生活環境が
以前と比べて増えてきているのかもしれません

●股関節が詰まるということは・・

「詰まる」ということは
筋肉がしっかり伸び縮みできていなく
痛みが発生している状態です

膝を抱えるストレッチをすると
股関節が詰まって痛いという方が多いです

矢印の方向に膝を引き寄せると、股関節が詰まる・・・

股関節を体へ近づける動作を「股関節を屈曲する」といいますが
屈曲させるときに縮まなければいけない筋肉である
・腸骨筋
・大腰筋
・内転筋

が正常に縮むことができないと、
痛みや詰まりという感覚で体で伝わってくるのです

また、お尻側の筋肉
・大臀筋
・小臀筋
・中臀筋

が上手に伸びない(ストレッチできない)
ために詰まりの原因になることもあります

 

●股関節の柔軟性をつけるために

ストレッチをセルフケアで取り入れてもらいます
一般的な筋肉を伸ばすストレッチはもちろん効果的ですが

動きのあるストレッチ(動的ストレッチ)を取り入れてもらいます
動的ストレッチをすることで
無理のない範囲で筋肉が伸び縮みしてくれて

筋肉の柔軟性・代謝を上げることができ
痛み・詰まりの解消につながります

股関節を左右にパタパタ動かしてみる

体感を大きく捻って股関節を動かしてみる

 

股関節の痛み・詰まりにはどんな鍼灸治療をするの?

●関節への直接的な針治療

股関節周囲へ直接、針をしていきます
関節の周りは、靭帯などの軟部組織があります

針を入れることで
代謝が改善され栄養が豊富な血液が流れはじめることで
筋肉や軟部組織が回復し柔軟性を取り戻します

股関節への針はとても効果的で
傷害箇所へ針先があたると
ご本人もすぐに自覚し効果を感じてくれます

男性では9〜12㎝
女性では6〜9㎝ くらいの深さに針を入れていきます

●伸び縮みが出来ていない筋肉への針治療

運動傷害を起こしている筋肉へ針を入れていきます

代表的なのは、仰向け状態で骨盤前面から
・腸骨筋

太もも内側の
・内転筋

に針をしていきます

また、股関節の痛み・詰まりの治療として
お尻の筋肉は必須となります

・大臀筋
・小、中臀筋
にも針をしていきます

腸骨筋は、痛み・詰まりの重要筋肉。仰向けになって骨盤前面から針をしていきます

 

これらの針治療をすることで
早い方で1,2回
平均3〜5回で股関節の痛み・詰まりが改善されてくることが多いです

 

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