四十肩・五十肩(肩関節周囲炎・凍結肩)の原因と鍼灸治療について-渋谷代官山鍼灸室-

年齢を重ねると突然、肩が痛みだす・・

四十肩・五十肩って聞いたことありますよね?
経験をしたことがある人も多いはず・・

ここでは四十肩・五十肩の解説をしていきます
どうぞ皆さまご参考にしてください^^

かかかかか肩を上げると、激痛・・・><

 

目次

四十肩・五十肩ってどんな症状?

四十肩・五十肩って何が原因なの?

四十肩・五十肩ってどういう人に起こるの?

四十肩・五十肩の痛みの経過について

四十肩・五十肩の皆さまへ一言・・

四十肩・五十肩はどんな鍼灸治療をするの?
  ●鍼灸治療の回数の目安
  ●治療方針について
  ●運動療法はコッドマン体操(アイロン体操)

 

 

四十肩・五十肩ってどんな症状?

思い当たる原因が無いにも関わらず
肩の関節を動かす
(髪の毛を洗う動作・帯を結ぶ動作・洋服を着るときなど)と

肩関節の周りに痛み、引っ掛かる
また、肩が挟み込まれて痛いなどを訴える
運動障害があります

また
痛みは夜間(寝ている時)や
起床時にかけて強烈な痛みが起こるケースもあります

これらの総称を
「四十肩・五十肩(肩関節周囲炎・凍結肩)」といいます

ぶつけた記憶はないけど肩を動かすと痛い・・・

 

四十肩・五十肩って何が原因なの?

明確な原因が無く
突然痛みが起こるケースがあります

その背景には
仕事や日常生活で肩を使うことが多い人に起こるため
オーバーユース(使い過ぎ)が一原因として考えられます

逆に

デスクワークなどで
普段肩を全く動かさず(運動不足)
筋力不足によって
腕の重みを支えきれなく痛みを引き起こすことがあります

そして、
スポーツやお酒で酔っ払い
転倒した際に
大きな外力が肩周辺に加わった際
肩関節内の軟部組織(筋肉・靭帯等)
損傷する可能性もあります

 

髪を結ぶ動作、髪の毛を洗うときに痛みが起こったり

帯を結ぶ動作、洋服を着るときなどにも痛みは起きます

 

四十肩・五十肩ってどういう人に起こるの?

中高年者以降(40代・50代)に起こりやすく
20代・30代でも
運動不足による筋力不足で
痛みが起こる場合もあります

 

四十肩・五十肩の痛みの経過について

急性期(発症から2、3週間)

もっとも痛みの強い時期
痛みで夜寝られない日が続いたり
起床時の痛みが強い

日常動作も痛くて肩が動かせない

 

慢性期(約6ヶ月)

激痛は治りますが
肩を動かすと
違和感・動作痛などが残ります

 

回復期(急性期から約1年)

正しい治療・リハビリを続けていると
肩の可動域も制限されずに回復していきます

 

四十肩・五十肩の皆さまへ一言・・

前述のように
大方1年間くらいを目安で
日常生活に支障が無くなることが多いです

四十肩・五十肩は
ある日突然痛みが無くなります!

その段階で
「もう完全に治った!」と
リハビリを終了してしまうと
忘れた頃に再度激痛が襲ってくる障害です

 

四十肩・五十肩はどんな鍼灸治療をするの?

●鍼灸治療の回数の目安

発症間もない 5〜10回
(痛みが強いものは1、2回で痛みは取り切れません。。。
しかし鍼灸治療を施すことで改善スピードが格段に違います)

数ヶ月・数年経過の症状は
これ以上の時間をかけて治療になります

●治療方針について

四十肩・五十肩の原因になっているであろう
肩関節の奥にある小さな小さな筋肉
「回旋筋腱板(ローテーターカフ)」を中心に
筋肉の緊張緩和を目的に鍼灸治療をします

また、これらの筋肉は頚椎(首の骨)の際から神経がで筋肉を動かしています
そのため、頚椎の際にも針をしていきます

肩関節の周囲にある小さな筋肉群です。これらが四十肩・五十肩の原因になります

 

●運動療法はコッドマン体操(アイロン体操)

鍼灸治療と併行して
肩関節の関節可動域が損なわれないように
回旋筋腱板へストレッチと軽い運動療法を行っていきます

また、ご自宅で簡単にできる可動域運動を伝え
早期回復に努めています

痛みの強い急性期から、コッドマン体操(アイロン体操)を開始するのが秘訣^^

痛みの出ない範囲で肩まわりと背中をストレッチ

 

 

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