【目次】
首の寝違えとは
首の寝違え(首の痛み)ってどんな症状で苦しむ?
なぜ首の寝違えが起こるのか?
【内的要因】
【外的要因】
寝違え・首の痛み(急性頚部痛)はどんな鍼灸治療をするの?
●鍼灸の治療回数の目安について
●西洋医学(現代医学)の観点から
●東洋医学の観点から
首の寝違えとは
睡眠から目が覚めたときに
首の痛み・首を動かせない・回せないなど
首周囲の傷害を
いわゆる首の「寝違え」といいます
正式には
「急性頚部痛(急性頸部痛)」といいます
首の寝違え(首の痛み)ってどんな症状で苦しむ?
軽症から重症まである首の寝違えですが
多くの方が経験あるのではないでしょうか・・
・首が横に倒せない
・首が回せない
・首を倒したり、回すと詰まって痛い
・首を倒したり、回すと伸ばされて痛い
・首を前後に倒せない、痛くて動かせない
さらに重症になると
・痛すぎてベッドから起き上がれない
(起きあがろうとすると頭の重みで強烈な痛みが走る)
・歩くだけで振動で首が揺れて痛くて動けない
あげれば切りがなさそうです
なぜ首の寝違えが起こるのか?
【内的要因】
●骨・関節の問題
頚椎症・頚椎椎間板ヘルニアなどを患っていると
首のアライメント(骨の並び)が悪く
寝違えを起こしやすいです
例)
過去に事故でムチウチになっていて
首の骨の並びがズレている
スポーツのダメージで
首の骨・関節周りが変性を起こしている
●筋肉の問題
首周りの筋肉が硬かったり
緊張していると寝違えを起こしやすい
寝違えで痛めやすい筋肉はこちらです
・前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋
・肩甲挙筋
・板状筋
・半棘筋
など、首の深層(表面ではなく骨周り)にある筋肉が
首の寝違えを起こしやすいです
もちろん首・肩周りで代表的な
僧帽筋・胸鎖乳突筋なども緊張していると
首の痛みの原因になります
例)
デスクワークで一日中、
首が前(鳩のよう)に出ている(首に負担がかかっている)
こういった方は
一日中、筋トレをしていると同じようなこと。
筋疲労が起こっており、寝違えを起こす絶対的予備軍です
更により負荷のかかる・・・
ネイリスト・マツエク業などの方は
デスクワークの方よりも寝違えをする確率はあがります
【外的要因】
●枕
枕はよく皆さんも気にされる点です
オーダー枕ももちろん良いですが
お金もかけずに手軽にできるのは
バスタオルをちょうど良い高さにして寝る
「バスタオル枕」です
こちらにとても良い記事がありました
◆オレンジページnet
首や肩がこらない「マイベスト枕」の作り方
●温度・湿度(エアコンで首周りが冷えるなど)
とっても重要項目!
布団を掛けていても
いつの間にか寝ている時は
首元までしっかり布団がかかっていないことが多いです
すると首が冷え
多いに寝違えへつながる原因になります
首元〜胸元の
サイズの大き過ぎるスウェットなどは
冷えの原因になります
襟付きのパジャマなどに変えると
首元の露出も減り予防になります
●鍼灸の治療回数の目安について
1〜3回
重症 3回〜
鍼治療を受けることで
首の筋肉の炎症が早く取れます
数日間は痛みに苦しむこともありますが
鍼治療を受けた受けないでは雲泥の差です
●西洋医学(現代医学)の観点から
寝違えを起こしている筋肉へ
直接、針を入れていきます
針を入れることで
炎症している筋肉も回復モードへと変わります
針刺激により
人間の脳は「修復をしなくては」という
指令を出してくれます
特に
・斜角筋
・板状筋
は、寝違えの時に制限を受けている筋肉になります
●東洋医学の観点から
人間には経絡という
沢山のツボが集まる流れがあります
経絡は全身を駆け巡っています
この経絡の一部は
首の側面や後ろ側を通る流れがあります
寝違えの首の痛みを取ってくれる経絡(ツボ)は
前腕〜手首にかけていくつか存在しています
それらのツボを指で押さえながら
ゆっくり首を動かしてもらい
痛みが出づらいツボを適宜選んで
鍼で刺激していきます
また渋谷代官山鍼灸室では
必要に応じてネックカラーを貸出しいたします
1日でも早い回復を願っております
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