コロナ後遺症(胃の灼熱感・重い胃もたれ・吐き気)が鍼灸で良くなった例

コロナ後遺症で苦しんでいる方は未だに多くいる

西洋医学では打開できなくどうしようもない時に
東洋医学や鍼灸がどのように役に立っているかを書いていきます

 

2023年9月 朝9時の診療が始まると電話が来ました
元気のない声で「コロナの後遺症で気持ち悪くて、水も飲めずに苦しいです」という相談だった
当時20代の女性

当日の16:30にお母さまに連れられて来院

訴える症状は、とにかく胃が熱くて熱くて灼熱感がすごい、重い胃もたれ、吐き気が止まらない
そして食べ物はもちろん水が飲めない
体重も3キロ落ちている
仕事もできない

コロナに罹患後、順調に回復したが、2ヶ月ほど前から徐々に体調が悪くなり現在に至る

病院も転々とし、血液検査、エコー、胃カメラは全て問題なし
病院の先生もどこも悪くないので分からない、、
胃薬、漢方も試しているが変わらない
自律神経の問題ではと
近くの整体院に治療を受けに行ったが
整体の先生が
これは整体ではなく鍼灸で自律神経とコロナ後遺症を診てくれる治療院を探した方が良いということで
当院を検索・発見しお越しになりました

特に空腹時に気持ち悪くなるということも言っていました
病院も軒数は忘れましたが、数ヶ月転々と変えてきていて
どこの病院に行っても原因が分からないと言われる
とにかく胃が熱くて気持ち悪い

 

全体的に体は血の気が引いたように白く、ただとにかく胃が熱いですと訴える

舌診は「真っ赤」(※専門的な言葉や説明をここでは省きます)

脈診は全体的に強く浮いている
胃が熱いというからには体の中で「熱症状」があるので
物理的に脈が触れやすいように皮膚側に浮いてきていると判断

便秘症状を訴えていた
コロナ罹患前は1日に2回
コロナ罹患後は1日に0回もしくは1回あるかどうか

汗は普通にかける

●1回目治療(2023,9)
治療は針で、左太衝、右期門、右厥陰兪
灸で、左足三里に5壮
鍼灸治療をしながら光線治療機器(コウケントー)を充てる

●2回目治療(2023,9)
1回目の治療の翌日から胃の変な感じが取れた
食欲が少し出てきたと喜んでいる
治療は前回同様
脈診は胃の熱が取れたからなのか強く打ちつけるのが落ち着いてきている

●3回目治療(2023.9)
2回目の治療が終わった帰り道、お腹が急に空いてきてコンビニでパン?を買って食べている自分がいたと驚いていた
体調が戻ってきているのが実感できる
ただ、炭酸を飲むと少し気持ち悪くなった
治療は前回同様
脈診では胃からの内熱が収まり緊張のない柔らかい脈になってきた

●4回目治療(2023,10)
これまでは肉が食べられなかったが親子丼を食せた
膀胱炎になってしまった(抗生物質を服用)
治療は針で右合谷、左足三里
灸で右三陰交
このとき私自身、膀胱炎の症状は「体の外へ悪いものを出したい」という体の声であるから
コロナ後遺症で燻っていた悪い熱が出たがっている反応ではないかと予測していました
本人は膀胱炎で辛いかもしれないが、治療は順調にきていると感じたいた

●5回目治療(2023.10)
全体的には体調は上がっている
少し体調が落ちたと思ってもすぐに回復するのが実感できる
外出して歩けるようになり、数時間歩いても大丈夫だった
膀胱炎は落ち着いてきているが少し気になる
治療は前回同様

●6回目治療(2023,11月)
食事もできていて胃の調子もよくなってきている
膀胱炎は落ち着いてきているが歩きすぎたり、体が冷えると痛くなる
治療は前回同様

●7回目治療(2023,11月)
食事はほとんど大丈夫
12月に旅行が控えているが間に合いそうと喜んでいる
治療は前回同様
施術をしていても舌診、脈診、お腹の状態を診る腹診、どれをとっても体調が良いのが感じ取れる
声にも張りが出て、この頃は笑顔も本当に増えていました

 

これを機にパタっと来院はなくなりました
時折、思い出しては元気なのかなと思っていましたが
2025,6月にお母さまが体調を壊され際に
娘さんが付き添いで来てくれました

2023,11月以降はどうだったかと尋ねたところ
あの後、体調が完全に回復し膀胱炎も治り
社会復帰ができたと仰っていました

あの時この治療院に出会ってなかったら
今ごろ病院のベッドの上にいたかもしれないと語っていました

 

今まさに、コロナ後遺症で苦しんでいる方で
まだ東洋医学・鍼灸の門を叩いていない方がいたらと思い
長文にはなりましたが全7回の経過を載せることにしました

 

渋谷代官山鍼灸室
https://daikanyama-acupuncture-clinic.com